妊娠と排卵日の関係 ちょっと勘違い

妊娠するには、排卵日の前日の性交渉が必要になります。妊娠を望んでいるものの、なかなか子宝に恵まれない人の多くが排卵日を把握する方法を試みます。そこでよく勘違いしているのが、妊娠する為に排卵日当日に性交渉をするという知識です。受精するのは、卵子が排卵された直後に卵管内で起こる事なので、精子が卵管内に確実に到着している時に排卵されないと意味がありません。妊娠したい女性が、排卵日当日に性交渉をしても、１２時間から２４時間ぐらいの卵子が受精可能な時間に精子が卵管内にたどり着いていなければ妊娠は不可能です。

このことから考えると妊娠を望まない人は、そのわずかな排卵日当日の短い期間を外して性交渉をすれば問題ないはずです。しかしこのどちらもが簡単にいかない現実がある事を忘れないでください。

妊娠を希望する人は、排卵日を把握する事も大切ですが、妊娠をする為の条件は排卵日を知る事の他にも沢山あります。妊娠イコール女性側の問題と考えがちですが、排卵日を把握する以上に大切な問題があったりもします。女性の身体はデリケートで、心の状態が妊娠に大きく影響します。排卵日を把握してからの妊娠が困難な場合は、専門家医の受診が望ましいでしょう。排卵日を把握しているつもりが、初歩的な間違いに気付いていないだけの事もあります。